品種名:モナストレル

 

産地:ムルシア、バレンシア

D.O.フミージャ

土壌:石灰岩

気候:大陸性、地中海の影響も

日射量:3000時間/年

降水量:300mm/年

海抜:400〜900m

 

モナストレルの特徴:

バレンシア州原産、フランスを始め世界中で栽培、ムールヴェードル名としてがより有名。新世界ではマタロとも呼ばれる。

小さい粒がぎっしり詰まった黒ブドウ。

干ばつに強い特質を持つが、反面豊富な日射量を必要とする。成熟が遅く、完熟が難しい。

 

かつてはバルクワインや、粗野で田舎臭いスタイルのワインが多かった。近年は栽培管理と醸造家の技術により、果実味豊かなモダンなスタイルの高品質ワインが沢山生まれる。

 

ワインの特徴:

アルコール度が高くなりやすい。鮮やかな紫がかったルビー色、熟したフルーツの果実味に溢れる、ボディの比較的しっかりしたワイン。樽木の香りとの相性がいい

国際品種との組み合わせで、重めの新しいスタイルでのワインも評価が高い

ロゼ、赤、甘口、カヴァ、酒精強化ワインなど幅広いタイプのワインを生む。

 

 

 

フォンディヨン(Fondillonとは

モナストレルから造られる、琥珀色のランシオタイプの酒精強化ワイン

樽にて長期熟成。通常ソレラシステムによってだが、ヴィンテージものは1つの樽で熟成。地元名物のチュロスのような揚げ菓子と合わせて楽しまれる