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プレミアムフライデー 視覚障がい者による感覚的ワイン造り20190426

ボトルの裏側のストーリー 
視覚障がい者による優れた感覚的ワイン造り

皆さん日々視覚に頼りすぎていませんか?

目から得られる情報はとても多く、それだけ視覚に頼りすぎていることも多いのです。今まで見えている世界が見えなくなったら、どこまで自分の感覚を信じられるでしょうか。

今回ご紹介するのは目の見えない人たちが造り出すワイン。彼らはどんなに経験を積んだ目の見えるブレンダーよりも、素早く、正確に香りの変化に気付きます。その優れた能力との出会いに衝撃を受けたリオハ大学ワイン学科教授のアントニオ・パラシオスによってこのワイナリーは設立されました。作られるワインは視覚障がい者の研ぎ澄まされた嗅覚と味覚で造られます。

科学が進歩した今、成分分析により数字でワインの醸造はできますが、技術力ではない、人間の感覚に頼ったワイン造りを味わっていただきたいと思います。香りや味わいは果実の最大の表現力を引き出しています。

日本発紹介のラサルス・ワインの白、赤2種類を、ボトルの裏側のストーリーとともにご紹介いたします!

★体験していただきます:
普通のテイスティング、目隠しテイスティング(アイマスク持参)、ブラインドグラス(黒いグラス)でのテイスティング

★テイスティングチャレンジ:
健全なワインと劣化したワインの違い、あなたは変化を見つけられますか?

時間:14:00〜16:00
会費: 6,480円(ワイン試飲、資料、お土産ラサルスワイン赤1本※超限定入荷ワイン)
定員: 6名
持ち物:アイマスク
ドレスコード:ブラック

【4月のプレミアムフライデー企画~スペインワインを楽しむ会~終了】

平成最後の金曜日。4/26(金)グランジャポンサロン&ショップ「GRANJAPON STYLE」にて4月のプレミアムフライデー企画~スペインワインを楽しむ会~を開催しました。

今年のテーマは「ボトルの裏側のストーリー」。スペインワインSWEインポーターのソムリエ常田 諭史さんと1本のワインをじっくりと。作られた土壌、生産者、そこから見える歴史やストーリーを学び、より愛着を持ってスペインワインを楽しんで頂けたら…という企画です。

今月は視的障がい者たちとの優れた感覚的ワイン造りをしているアラゴン州ウエスカ県にあるBodegas Edraの「Lázarus Etíqueta Naranja 2014」を掘り下げました。

収穫ブドウ、醸造過程での品質チェック、製造工程での品質チェック、製造工程での判断、熟成期間、アッサンブラージュ(ブドウ種のブレンド)…

盲目の人の卓越した嗅覚と味覚に感動し、彼らと感覚的ワイン造りを成功させたスペインスペインの銘醸造家アントニオ・パラシオ氏のワインを味わいました。

実際に目隠しをしてテイスティングをしたり、香りだけで劣化したワインがどれか、その原因は何かを考えたりと興味深い内容でした。